短歌雑記長

               徒然に詠んだ短歌と好きな写真です。

                                         
授かりし あこ(吾子)を抱く嫁 世話し給う 
その母の愛 ただ美しく
パソコンに 向かう私と テレビ囲碁 
見ている主人 至福の時間
10キロ 痛みに耐えて 痩せたつま(夫)
 新婚当時 思い出される
   
丹精の 綺麗に咲いた ロベリアは 
誕生石の サファイヤのよう
夢のよう 華麗なドレス スパンコール 
若先生と タンゴを踊る
翡翠の コバルトブルーに 魅せられて 
和紙をちぎって 色を楽しむ
    
おだまきが 藤の紫 新緑と 
奏でる曲 しばしたたずむ
   
8
給食が 楽しかった 孫はもう 
リレーの選手で 三年生に
  
庭師来て 伸び放題の 栗の木の 
大枝残し かたちととのう
    
10 麗しく 古希を迎えし お祝いに 
人生の旅 花束にして


(主人に捧ぐ)
  
11 山を背に 梅の織りなす 色模様 
二月の空に 明るさ添えて
  
12 琴の音と 梅見の滝が 伴奏の 
梅がかなでる 妙なるしらべ
   
13 冬枯れの 庭でほほえむ 水仙の 
その清らかさ あちらこちらに
     
14 雨の庭 うつむいて咲く 寒椿 
一輪挿しで 映えるその赤
     
15 走り梅雨 つゆくさの青 美しく 
曇り心を 流してくれる
 
16 新しき 世紀に生きて 珊瑚婚 
ネットの友ら 祝ってくれて
17
緑なる ウイーンの森の 物語 
ワイン街道 ワルツのしらべ
18 菖蒲園 どこまで続く 紫の 
濃淡の花 白黄もまじり




花菖蒲 波打つが如と 咲き乱れ 
紫色の 夢を見そうだ
19
青空に 咲き競う薔薇の 優雅さよ 
河津にあった フランス庭園
         
20 子の 笹に飾った 短冊の 
願いさらさら 七夕祭り
21 山なみは 墨絵のような 梅雨もよう 
青田棚田に 風渡り来つ

22 江戸時代 からの家並み 平成で 
空に聳える 六本木ヒルズ
23 梅雨明けて さわやかな風に思わず 
微笑み交わす今朝のコーヒータイム
24  見上げれば 三日月のある 星空に 
ドンと浮かび出た 打ち上げ花火
25 久し振り 見る富士山の 夏姿 
一条の 残雪輝く
26 小六の サッカーする子ら かんたんに
 英語で出来た 自己紹介
27 十年も 金曜の午後のレッスン 
ダンサーの如く われは華やぐ